#04 フライトシミュレーターのすすめ【遊び方編・3】
更新日:2022年6月16日
リアルのパイロットは高度な知識と技術を兼ね揃えなければならないことは言うまでもありません。数百人の人命を預かり航空機を飛ばすわけですからね。よって厳しい訓練を行ったり、高い知識を必要とするので勉学に励まれたり、パイロットになった後も日々研鑽のことだと思います。旅客機の運行に関してはパイロットならずとも、その運行に関わる全ての関係者には高い安全意識とスキル、責任を要求されています。
当然のごとく私はこのような専門的な知識もありませんし、訓練や航空関係の勉強をおこなったことなどありません。よって航空機の操縦なんてできるわけがありません。過激に聞こえるかもしれませんが、フライトシミュレーターでの操縦ができるからと、ハイジャックして実際の航空機を飛ばすバカも過去にはいました。(こんな奴はフライトシーマーの敵です!現実と仮想の区別をしっかりとつける大人になろう!)
しかし、フライトシムに至ってはバーチャル世界でのシミュレートですので、その辺り、なんにも気にせず気軽にフライトを楽しめるという利点があります。
ただ、フライトシムの世界に没頭すればするほど、よりリアル感を求めてしまうのも人の常。前記事の空や雲をよりリアルにしたいという欲求と同じですね。それを足らない頭を駆使して、少しでも現実世界に近い形にしようと試みるものです。
フライトシムの進化は前記事にも書いたように、よりリアルになりつつあります。フライトシムを使ったトレーニングなども、リアルパイロットは行っていると聞きます。より現実に近い形へフライトシムは連れて行ってくれるものでもあります。
また、この歳(私は40代後半ですw)になると、勉学に励むなんて事なんて、そうそうありません。歳を取れば取るほど、新しいものを拒んでいく傾向にあります。保守的になっちゃうわけね。ワタシ的には新しいもの好きという性格が功を奏して、知らないことを知ることはよろこびでありますし、やったことのないものにすごく興味を持ちます。
これは実生活でも大切なことではないでしょうか?なにか趣味を持ったり、好きなことを見つけるなどして、日々の生活が変化のあるものを送っている方は若くみえるものですよね。飛行機や、船や、車で旅行に行ったり、草野球やキャンプなどのアウトドアを楽しんだり、音楽や芸能などの芸術に没頭したり…。何気なく、なんの変化もなく、日々の仕事をこなし、ぼぉ~っと過ごしていくには、一度きりの人生、もったいないですからね。私も長く生きたとしても30年は切っているはずです。残りの人生、有意義に使いたいものです。
↑ちなみに私、こんな爺さんではないのでw
なんか、愚痴っぽくなっちゃいましたが、本題に戻りましょう。
フライトシムをやり始めると、専門的な分野が壁にもなるのです。私はフライトシムを始めて3つの壁にぶち当たりました。というか、現在進行系ですがw
その壁とは「PCのハード及びソフトウェアに関する知識の壁」「航空関連の知識や情報の壁」「操縦操作技術の壁」の3つです。(今回は導入コストは無視していますのでw)
1つ目の「PCのハード及びソフトウェアに関する知識の壁」です。よりよいフライトシミュレーターの構築を行おうとすればするほど、準備をしなければならないハードウェアやソフトウェアの知識が必要となります。
CPUやら、メモリやら、HDDやら、グラフォやら…。どの様な機器をどれくらいのスペックで準備すればいいのか、まったくもって知識のない方ではわからないものです。私は多少の知識はありましたが、広く浅くで他人にアドバイスができるほどではありません。
では、どうやってPCのスペック選定を行ったか?私は単純に、使おうとしているフライトシミュレーターソフトが推奨している最低限から推奨のスペックまでをある程度満たしたPCの選定をしました。(予算に応じてですけどねw)
必要なもの、不必要なもの、後からスペックアップしようと考えているものなど、いろいろと考えながら構築できます。これも面倒と言われる方は、ゲーム環境に適応する推奨のカスタマイズされたPCもありますので、このような製品をチョイスするればいいのではないでしょうか?(まぁ、このPC選びでいろいろな情報を得ることにより、その知識も増えるわけで、本来ならいろいろ調べて考えてほしいものです。)
まぁ、PC買わなけりゃ、始まりませんので、まずは買ってみましょう~。
今現在お使いのPCでフライトシミュレーターをやりたいと思っている方、いいと思いますよ。PCがあるならフライトシミュレーターソフトを購入してインストールしてみましょう。そこで上手くある程度の快適な環境で動作するかが大切です。もし、自分が思っていた、納得の行くまたは、妥協できる動作をするのであれば、そのPCでフライトシムを愉しめばいいのですし、動作的にカクつきがひどかったり、遅かったりする場合、動作に納得がいかない、妥協できない時には、PCの購入を検討するべきです。
ちなみに私がいつもお世話になっているのは「パソコン工房」さんです。ゲーミングPCも取り扱われ、ネットでも注文できますし、私の地元にも店舗があるので、だいたいこちらでお世話になっています。(そろそろ新しいPCほしいなぁ~w)ちなみに私の現在のPCスペックは、「PC Spec」のページにあります。
PCを購入して、フライトシミュレーターをインストール。この段階にくるとソフトウェアの壁が来たりします。例えば正常な起動や動作をしなかったり、途中でハングアップ(止まっちゃう)が起こったり。購入方法やインストール方法、設定方法がわからなかったり…。
フライトシミュレーター関連のソフトウェアは日本製ってとっても少ないのです。殆どが海外製です。よってマニュアル等はすべて英語か、ドイツ語となります。ソフト、インストール画面も英語、マニュアルも英語。Google先生の出番ですw
めげずにがんばりましょう。
↑最近では、こちらの「みらい翻訳」さんをよく使ってます。おすすめ↑
自然な和訳をしてくれます。文字数制限はありますがw
フライトシミュレーター関連のソフトは複雑なソフトウェアだということは理解をされていると思いますが、複雑故に些細な変化や設定などで急にいうことをきいてくれなくなるものです。私もこれまで何度も痛い目にあいました。
ただ、これらの不具合は同じ様な不具合で悩まされている方がいることも現実です。諦めずに調べてみることも必要でしょう。どうしてもフライトシミュレーター関連のソフトやその情報は前記したように英文が多いものです。日本語で解説などがあるものは、そう多くはありません。(ですので、日本語で解説ページを作っておられる方は神です!)
翻訳ソフトなどを駆使し、国内情報のみならず海外サイトでの検索やフォーラムなどを覗く必要があるでしょう。何かしら光が見えてくるはずです。基本、自力で問題解決を図りましょう。「誰か助けて~」ではなく、誰かに手を差し伸べてもらえる環境や関係づくりが必要です。さぁ、どうすればこの様な環境、関係が作れるのでしょうかね?考えてみてください。
私も少しでもお手伝いしたいと思っていて、私が遭遇した不具合やその解決方法はこのサイトで、時間の許す時にアップしていきたいと思います。(既にアップしているのが2、3点ありますが・・・w)
それと、定期的なバックアップは必ず必要です。一生懸命に構築してきた環境が一瞬にしてパァ~!PC自体が起動しなかったり、HDDの物理的な故障だったりと予期もしないことは起こります。(近くに雷がおちてPCぶっ壊れた!なんて方もいますしね~)PCハードやデーターは壊れるものだという認識は常に持っておく必要があります。少しでも痛手を軽くするために、定期的なバックアップは必ず行いましょう。
2つ目の壁は「航空関連の知識や情報の壁」です。
これは、なかなか難しいものです。専門的な学校や機関での情報や教養を得られません。得るとなると「ネット」か「書籍」そして「人脈」だけです。
インターネットの発展に伴い、あらゆる情報はネット上にあります。それが正しいか、正しくないかの判断は、情報を得たユーザーが決めるものですが、探せばいろいろと見つかります。
航空機の操縦を行っていると(フライトシムでねw)、様々な専門的な用語や知識が必要になるときが来ます。例えば「航空機の離陸の動画をYouTubeでみていたら、V1、VR、V2、って言っているけど、あれってなんなん?」なんて思っちゃったりするわけです。そこで「航空機 V1 VR」とかでググると情報が出てきます。「V1は離陸決定速度というのかぁ~。VRはローテーション速度、機首の引き起こしを開始する速度だなぁ~、V2は安全離陸速度なのねぇ」と意外と簡単に答えが出てきます。
「でも俺のフライトシミュレーターの航空機、離陸する時にV1とか言わんやん。」となるんですよね。
なんで言わないのか、言わない仕様なのか、言う環境にはあるのに言わないのか。その「言わない」理由を調べなければなりません。そもそも、この「V1」とか言葉でコールするシステムってなんていうのか?もう、この辺りになると面倒になって、もういいやぁ~で投げ出してしまう方もいるんですよね。
まずは自分が操縦している機材はなんなのか?そもそもこのコールを行えるシステムを搭載した機種(またはアドオンソフト)なのか。フライトシミュレーターのデフォルト(導入時からある航空機)の航空機なのか、航空機のアドオンを使用していてコールしないのか?その辺りを掘り下げていき、調べなければなりませんね。粘りが必要なのです。
上記で一番はやく解決策を見つける方法は、私だったら同環境(同ソフト)を使われている方のYouTubeなどの動画をかたっぱしからチェックして、そのようなコールが行われているかどうか調べます。
行われているのであれば、何かが足らないわけです。設定が足らないのか、やり方が間違っているのか。同環境ならコールする事は判明するわけで、後はコールしない原因を突き止めればよいのです。
そもそも同環境かわからない?ならば、コールされている動画をアップされている方と同環境にこちらから合わせましょう。だいたいの配信者はどの様なフライトシムを使い、どのようなアドオンを使用しているかを明記しているものです。
まずは、真似をするのも近道ですよね。「見習い」っていうじゃないですか。見て習うのです。聞くのではなく真似て会得していくことが1番の早道のような気がしてます。
↑とあるYouTube channel。フラシム名、使用している航空機アドオン名が書いてある
航空関係の専門的な用語(例えば、VREFとか、TODとか、MCPなどなど)はググれば大抵のことは出てきます。「TOD」をGoogle先生に聞くと「公共交通指向型開発」とか「デイルズオブデテスティニー」とか、トンチンカンな答えも返ってきます。賢明なみなさんなら、お分かりでしょうが「TOD 航空機」などとキーワードをプラスして検索かければ答えが出てきますからね。(TOD(=Top Of Descent))
調べれば調べるほど、分からないことがたくさん出てきます。さらに調べなくてはならなくなるでしょう。この奥深いところが、フライトシミュレーターをいつまでも愉しめる要因になるのです。奥が深すぎてゴールが見えないですよ。
一応私は調べたことは小さなノートにメモることにしています。一度調べても分かったつもりですぐに忘れてしまう年齢ですのでw
このマイノートが少しづつページが埋まっていくのも楽しいものですよ。
↑これ実際のノート。汚い字でごめんなさいw
では、私が航空機関係の情報をどのような手段で取っているかを羅列します。
・書籍の購入…定期的に読んでいるのは「月刊エアライン」、その他気になった書籍があれば購入
・YouTube…世界中にいるフライトシーマーの動画を見まくる!
・SNS活用…フライトシム、航空機関係のグループに参加、又はフォロー、人脈形成
以上、3つの方法を駆使して情報を得ています。わからないことはGoogle先生に聞き、それを試して、失敗して、さらに調べて、試して、成功して~の繰り返しです。
さぁ、やっと最後。「操縦操作技術の壁」です。
もうこれは、慣れろしか言えませんw できるだけたくさん飛んで慣れましょう~。
ただ一つ助言をすると、操作はジョイスティックかヨーク、スロットルなどのハードウェアを準備したほうが良いです。ゲーム用のコントローラーやキーボード操作では限界がありますのでw
↑私が使っているのはこちらの「Logicool X52 Professional」です↑
最近はヨークが欲しくなっていますw
フライトシミュレーターの1番の醍醐味はやはり「ランディング・着陸」です。初めはなかなかうまく着陸できないでしょう。私も今だにセンターにうまく着陸できませんw
うまくランディングするには、まずはその前段階も重要になると考えています。最終進入に入る前のルートだったり、速度だったり、高度だったり。
これも上手い方がYouTubeなどに、そのような動画をアップされていますので、真似ながら慣れていきましょう。いきなり大型機は難しいかもしれませんので、まずはプロペラ機から始めてもいいかもしれません。(プロペラ機も難しいけどねw)
ある程度ビジュアル(目視)で着陸できるように慣れていけばいいのではないでしょうか?
操縦系はわたしもまだまだなので、これくらいしかアドバイスできません。まだ分厚い壁に激突中ですからね〜w
次回は「同じような仲間との交流が楽しい!」を投稿したいと思います。ではでは。
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