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  • 執筆者の写真Toapapa

P3D:ボタンをアサイン(割当)する

更新日:2021年6月7日



2ヶ月ほど前からP3Dv5への完全移行作業をぼちぼちと続けている中で、備忘録として残しておいたほうがいいなぁと感じた各コントロールのボタン割当について記していこうと思います。


今回はPMDG737NXuを例に設定の解説をしていきます。基本的に画面上でマウスを利用して各種ボタンやコントロールなどは可能ですが、操縦しながら視線を動かしてなど難しい局面も多々あります。離陸直後とか、着陸間際などそれに当たると思います。できるだけ操作に集中したい場面ですよね。このような場面で使っているコントローラー(ジョイスティック)やキーボードに割り当てていると操縦面がいくらか楽になります。


私が当てている例をごご紹介しますね。


例1:ギアアップ及びギアダウン


ジョイスティックのボタンに割り当てても良いのですが、キア操作はそれほど苦にはならないので私の場合はキーボードの「SPACE」キーに割り当てています。デフォルトはご存知のように「G」キーですが、ボタンがちっこいので「バン!」って押せる「SPACE」キーにしています。

設定はP3Dの「Key Assignments」の「Landing gear (extend/retract)」に割り当ててればよいですね。


例2:フラップダウン及びフラップダウン


デフォではキーボードの「F5」~「F8」がフラップ操作で利用しますね。離陸及び着陸操縦時に発生するイベントですので、ジョイスティックのボタンに割り当てています。私は普段P3D時には「Saitek X52 Pro」を使用するので、ボタン13及び14番に当てています。


設定はP3Dの「Key Assignments」の「Flaps (extend incrementally)」がフラップ1段階ダウン、「Flaps (retract incrementally)」がフラップ1段階アップですね。それぞれに割り当てます。


右端の上下するボタンで上に上がるとフラップアップ、下げるとダウンとなります。


例3:AutoThrottleのARMとOFF


AutoThrottleも離陸、着陸の操縦時に行いますので操作を簡単に。「FSUIPC」というソフトを利用して設定してみましょう。

「FSUIPC」とはフラシム(P3D)と外部のアドオン等のソフトとのコントロールの仲介をしてくれるソフトです。特にアドオン機体などでは事細かい設定が可能なため、フラシムではコントロールできないものがあります。そのようなコントロールを設定や割当などを行えるフラシム民必須のソフトなのです。無償版、有料版がありますが、もちろん有料版が推奨ですし、無料版ではコントロールできないものもあります。


※FSUIPC (導入方法はググってくださいね)



FSUIPCを開き「Buttons & Switches」の「Press the key to be sent when you press this button」の「Set」を押し「AutoThrottle」のキー設定は「SHIFT+R」ですので、「SHIFT」キーと「R」キーを押してセットします。「Key press not to be held」にチェックを入れて割り当てたボタンを押し続けても保持されないようにします。(下図のようになればOK)


例4:AutoPilot Disengage


以前の記事でも書いたようにオートパイロットを解除する場合には操縦桿の「AutoPilot Disengage」ボタンを押して解除するのが普通です。ただこれを着陸間際などに、こんな小さなボタンを押すのはちょっと面倒だし難しいですよね。できるだけジョイスティックのボタンで簡単に解除したいものです。これを設定するには、少しだけ一苦労(?)いります。

このボタンを押すのは至難の業w


PMDGなどのアドオンには直接フラシムからコントロールを割り当てることができないものもある。「AutoPilot Disengage」もそのひとつ。前段でも使用した「FSUIPC」を使用します。


PMDGの「PMDG_NG3_SDK.h」を探します。私の環境では…\P3Dv5\PMDG\PMDG 737 NGXu\SDK\のフォルダにあります。メモ帳などで開くと下図のようなものがでてきますので、「THIRD_PARTY_EVENT_ID_MIN 0x00011000 // equals to 69632」の行にある「69632」を覚えておき、更に下段の方にある「EVT_YOKE_L_AP_DISC_SWITCH (THIRD_PARTY_EVENT_ID_MIN + 1004) // AP Disconnect switches」を探し、この行に書いてある「1004」と先程の「69632」を足した数字(69632+1004=70636)をメモりましょう。


「70636」の数字がコントロールコードになります


この「70636」をFSUIPCの「Buttons & Switches」の「Control sent when button pressed」「custom Control」へ当てます。同様に「Control sent when button released」にも同じ様に「70636」を割り当てます。また「Parameter」にはそれぞれ「1」と「0」を割り当てることも忘れずに。「Control sent when button released」に同様の数字を設定する理由は、割り当てたボタンを離した時、コーションのアラームが消えるようにするためです。実機では「AutoPilot Disengage」のボタンを2回押すようで、1回目に解除、2回目でアラームを消すようになっているようです。


このような設定になればOK

私はジョイスティックのFIREボタンに割り当てました


例5:TO/GA


TO/GAも離陸時及びゴーアラ時に使用することとなるためジョイスティックのボタンに割り当てています。前記の「AutoPilot Disengage」同様に直接フラシム(P3D)からの設定はできないので「FSUIPC」に設定します。

「TO/GA」ボタンはここなので押しにくい


「PMDG_NG3_SDK.h」の「EVT_CONTROL_STAND_TOGA1_SWITCH (THIRD_PARTY_EVENT_ID_MIN + 684)」を探すと「684」とあるので「69632」と足した数字の「70316」をFSUIPCの「Buttons & Switches」の「Control sent when button pressed」へ「custom Control」へ当てます。下図のようになればOKです。


ジョイスティックのFIREボタン横のAボタンに設定

 

他の直接フラシムからコントロールできないものも同じような方法で設定が可能です。同じPMDGの777とか747などにも同様の設定が可能だと思います。自分なりにいろいろと試してみるといいですね。


この設定で少しでもフライト中の操作が楽になれば幸いです。


ハッピーフライト!

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